岩手県の最南端に位置する一関市にある神社「興田神社」は、養老元年に勧請された歴史ある神社です。地域に住む人々から、お妙見様として信仰され、長きに渡って親しまれてきました。岩手県内では最も古いとされている銅鰐口のほか、源頼義によって奉納されたとの言い伝えが残る阿部貞任着用の金銅製前立を所蔵しています。

毎年1月の第二日曜日、この神社では「興田神社蘇民祭」が開催され、厄除けのため、上半身裸の厄男たちが将軍木で作った小間木を入れた麻袋を奪い合います。