鎌倉時代から続くとされるこの祭りは、毎年1月3日に財賀寺本堂で行われる由緒ある神事で、1965年に豊川市無形民俗文化財に指定されています。

祭りでは、稲作の過程を模擬的に演じて豊作を祈ります。農夫が白牛を使って田起こし、田打ち、代かきをし、祭の司が太鼓の上に種籾をまいて、願文を読み上げます。続いて、農夫が苗取り、田植えをし祭の司が白牛を酒の泉で清めて終わります。

役に扮するのは11人の男性で、太鼓の音に合わせ、古調を帯びた歌を歌いながら演じる特異な神事です。