毎年5月5日、秋田県三種町の浜鯉川地区では木彫りのコイを載せたみこしが川を上り、町を練り歩く「鯉まつり」が行われます。みこしのコイは鯉川の地名にちなみ、全長1.8メートル、重さ100キロの天然秋田杉で作られています。

祭りのハイライトは「鯉の滝のぼり」のシーンです。
八郎湖から鯉川川(こいかわがわ)へと漕ぎ出された鯉みこしが、ポンプの放水を浴びせかけられながら欄干にかけられたスロープを引き上げられます。

春風に吹かれながら緩やかに水路を上る神輿船は実に風情があり、川を優雅に泳ぐコイの姿を彷彿とさせます。