聖衆来迎寺(しょうじゅうらいこうじ)は、滋賀県大津市の比叡辻二丁目にある天台宗のお寺です。創建は最澄のようですが、縁起によると、平安時代中期の天台宗の僧、恵心僧都源信がこの地で、紫雲の中に弥陀聖衆の來迎を感見したことで、阿弥陀如来を祀り、聖衆来迎寺と改めたそうです。

このお寺は、「近江の正倉院」と呼ばれるほど文化財を所有しています。
その中でも特に、地獄の世界などを描いた、国宝の「六道絵」が有名です。
正式名称は絹本著色六道絵となります。

この絵が毎年8月16日の虫干し会の時だけ公開されます。

虫干しとは、普段しまっている衣類や書籍、絵画などを、虫の外から防ぐために箱から出し、日光に当てたり風を通したりすることで、湿気やカビから防ぐことをです。