山形県長井市では市内約40の神社において勇壮な黒獅子祭りが行われており、五所神社の獅子舞もその1つです。

五所神社には、三淵の神が祀られており、卯の花姫が三淵の滝に身を投げ、竜神になって祀られたものと言われています。
五所神社の黒獅子は、この竜神が雨を降らせ、最上川支流の野川を波飛沫をあげて下ってくると言われており、その姿を演じたものが黒獅子舞と言われ、10mもの大幕には水流の激しさを表す水玉の波飛沫と波模様が描かれています。

この獅子舞は安産や火伏せ、厄除け、子供の成長等を祈願する伝統神事として、例祭日には警護に先導された黒獅子が各地区の氏子一軒一軒を練り歩き、祓い清めます。