山形市に広がる広大な高原「蔵王高原」。
この高原にある、蔵王ロープウェイを登った先の山頂から100mの距離に、「蔵王地蔵尊」はあります。

標高約1660mの高地に鎮座するこの地蔵は、高さ2.34mの大きな坐像で、1775年も昔に造立されました。
ここ蔵王高原は冬はスキー客でも賑わう場所で、この地蔵が建設された後は、不思議にも遭難者が少なくなり、いつのまにか「災難よけ地蔵」と呼ばれるようになりました。

毎年春と秋の1日ずつで、蔵王の山と人々を守り続けてきた蔵王地蔵尊のための祭礼を開催しており、毎年県内外からたくさんの人が訪れるお祭りになっています。