祖先の霊を慰め、子孫繫栄を願う盆踊りです。踊りの中に武家の元服出陣を祝福するものがあったり、祭り囃子も中世的な部分があるなど、古来の伝統を引き継いでおり、市の無形民俗文化財にも指定されています。
一般的な賑やかな盆踊り大会ではなく、儀式的で祈りを込めた踊りを捧げているようです。見物客は中世の舞を神聖な面持ちで見つめていることでしょう。
盆踊りが終わると、先祖の霊を慰めるために精霊流しが厳粛に行われ、祭りの最後を飾ります。