三重県熊野市にある花の窟(はなのいわや)神社は、伊邪那美命が火の神・迦具土尊を産んで亡くなった後に、葬られた場所。日本最古の神社とされていて、古代からの聖地として今も全国から参拝者が集まります。「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、世界遺産にも登録されています。

花の窟神社のご神体は高さ45mの巨石で、神殿を持たない日本の古代からの自然崇拝遺跡でもあります。
春と秋に行われる例大祭では、「お綱かけ神事」が行われます。御神体の巨石の頂上から160m余りの太縄を七里御浜へ引き出し、境内に巡らします。