熊谷うちわ祭は、この地に鎮座する八坂神社の祭礼であり、250年の歴史を誇ります。
祭の由来は、祭り期間に各店が赤飯を炊いて疫病除けを祈願し、その赤飯を買い物客に振る舞っていました。
後に赤飯の代わりに「うちわ」を出し、評判となったため「熊谷うちわ祭」と呼ばれるようになったそうです。
毎年7月20~22日までの3日間で執り行われる関東最大級の祇園祭で、全行程10.5km、約3時間半に及ぶ渡御(とぎょ)祭から始まり、2日目には各町の山車・屋台が整列し巡行する「巡行祭」が行われます。
最終日は全12基の山車・屋台が集まり、「曳っ合せ叩き合い(ひっかわせたたきあい)」で祭りの最高潮を迎えた後、厳かな空気の中、御神輿が本宮まで戻っていく「還御祭(かんぎょさい)」が執り行われ、静かに祭りを終えます。
見所は各町から独自の細工を凝らした勇壮な12台の山車・屋台が中心市街地を練り歩き、祭が最高潮に達する「叩き合い」。
山車・屋台が駅前ロータリーや広場に集合し、出会いのお囃子を鳴らし合う様はとても賑やかで豪華絢爛です。
市内外・県外からも多くの人が訪れます。
見物をされる方は公式ホームページで山車屋台の位置情報や道路情報などをご確認ください。