大神神社(おおみわじんじゃ)は奈良県桜井市にあります日本最古の神社です。ご神体は、ご祭神の大物主神が鎮まったと伝わる三輪山で、古代より人々は三輪山に直接祈りを捧げてきたことから、社殿を設けず古式の信仰の様を今に残しています。

「繞道祭」は「ご神火(しんか)まつり」とも称され、一年の最初に行われる神事です。古式にのっとり新年の午前0時を期してご神火が切り出され、二人の神職によって小松明に移されます。全ての証明が消されると、小松明は拝殿前の大松明へと移され、氏子青年が大松明を担いで三輪山周辺に鎮座する摂社末社にご神火をともして回ります。