村屋坐彌冨都比売神社(むらやにいますみふつひめじんじゃ)は、奈良県田原本町にあり、「縁結びの神」「内助の功の神」として知られ、大神神社(おおみわじんじゃ)の妃神を祀っていることから大神神社の別宮と称されます。境内のイチイガシの樹叢は極めて貴重で国の天然記念物に指定されています。

村屋坐彌冨都比売神社の秋季例大祭は、毎年10月9日(宵宮)、10日(本宮)に行われ、秋の収穫を祝うこの神社における1年で最大のお祭りです。巫女が披露する代々神楽とは、代々伝わってきた独特の神楽で、起源は平安時代とされます。観阿弥・世阿弥はこの地出身ともいわれ、その流れを汲むものともいわれます。