下市町に鎮座する蛭子神社は、戎社の総本社である兵庫県西宮市の西宮神社の分霊を受けて、この地に勧請鎮座したものと考えられ、地元では下市のえべっさんと呼ばれて親しまれています。

毎年2月12日の前後三日間は、初市を含む大規模なお祭りが開催され、屋台が並ぶ神社周辺には多くの人が訪れます。

11日の宵宮祭に始まり、12日の本宮祭(初市)、そして13日が後宮祭と続きます。残り福と呼ばれるお祭りの三日目は、初日から三日間灯された御神火が古いお札へ点火されます。