石上神宮は、奈良県天理市布留山の麓の高台に鎮座します日本最古の神社の一つで、健康長寿・病気平癒・防災招福・百事成就の守護神として信仰を集めています。

毎年10月15日に行われる渡御祭は「ふるまつり」とも呼ばれ、石上神宮最大の祭典です。衣冠姿の稚児が騎馬で従者を伴い御幣を捧持し、例祭にて奉幣の儀が行われます。午後には渡御行列が御旅所までの4キロの道のりを往復します。渡御の行列は総勢200人の氏子が武者や古代装束に身を包んだ従者になり華麗な時代絵巻が繰り広げられます。御霊代を奉安する御鳳輦は県内最大級規模のもので氏子青年達に担がれます。