岩手県一関市の花泉町に鎮座している「金沢八幡神社」では、毎年9月の中旬に「金沢八幡神社大名行列」が行われています。このお祭りは、この八幡宮が火災のため遷宮した際、大名行列の様式で御神体を守り、田村藩主名代らとともに行進をしたことから始まりました。

その伝統を守り、今日まで250年の間続けられており、八幡神社の例大祭として、大名行列の行進が神輿渡御と併せて行われています。この伝統行事は、当時の習俗を表す貴重な遺産であり、昭和53年3月に市指定無形文化財に指定されました。