「白鳥八幡宮古式祭礼」は、小山市白鳥地区で行われる鬼面放射の祭礼です。現在でも、地区の6組が交代で執り行っており、昔の頭屋制の名残をとどめる貴重な祭りです。毎年旧暦の1月11日に行われており、この日は御神体が川から引き揚げられた日と伝えられています。

祭りは早朝、頭屋の家から供物を持った行列が白鳥八幡宮に向かうところから始まります。社殿で神事を行ったあと、鳥居に吊るされた鬼の面をウツギの木で作った弓矢で射ます。悪霊である鬼を神前で射ることによって、地区内に悪霊が入るのを防ぐというものです。