上砂子沢鹿踊(かみいさござわししおどり)は、かつて源氏一族による奥州開闢の際、山狩りに幽山を踏み渡ったとき、南の方の向小山に多数の鹿が集まり、八ツ又の角を振り立てて跳ね回っているのが踊りに見え、これを神様のあらわし物と考え、若者を集めて踊りを始めたのが起源と言われます。

この鹿踊の奉納を鑑賞できるのは、雫石町に鎮座する山祇神社の祭礼が有名です。ほかにも新築祝いなど、各種祝儀のために招かれた民家でも披露されます。更には、もりおか郷土フェスティバルといった芸能祭でも上演されています。