山祇神楽は、繁村(現在の盛岡市繁)にあった正福院(現在の大宮神社)というお寺の山伏が、寛文年間に大村地区の若者に伝えたとされる神楽で、350年以上の歴史を持っています。

もともとは神社への奉納だけでなく、家を新築した際の悪魔払いなどのためにも舞われていたそうで、地域と深いつながりを持った神楽と言えます。

毎年9月12日に執り行われる山祇神社の例大祭での奉納が特に有名で、雫石町無形文化財芸能祭といったイベントでも披露されています。