藤白神社は、熊野参詣道(熊野古道)紀伊路の藤代王子跡として、熊野一の鳥居(熊野の入り口)と称されます。本殿には神様、藤代王子権現堂には本地仏として仏様が祀られ、神仏霊場、和歌山清浄の道の第7番となっています。境内にあります鈴木屋敷は、代々神職を努めた藤白鈴木氏の屋敷で、全国の鈴木姓の総本家となっています。境内には樹齢1000年を超える楠が茂っています。

初午とは、2月最初の「午の日」をさし、稲荷伸のお祭りで、藤白神社では旧暦で行われます。稲がなることをことを意味する「いなり」から、五穀豊穣や商売繁盛、家内安全を願って神事に続いて餅投げが行われます。