藤白神社は和歌山県海南市にあります。創建は古く万葉の時代、斉明天皇が記の湯(白浜町)に行幸された折と使えられています。熊野参詣道紀伊藤代坂の麓に位置する熊野九十九王子の中でも別格とされる「藤代王子」の跡です。境内の「鈴木屋敷」は、代々神職を勤めた藤白鈴木氏の屋敷で全国の鈴木姓の総本家としても知られています。

藤白の獅子舞は県指定無形文化財に指定されており、一頭の獅子と天狗面の猿田彦命が春ののどかさをうたい上げるもので、能楽を思わせる優雅な動きが特徴です。22時から除夜祭、その後24時からは歳旦祭となっています。