「鹿沼今宮神社祭」の「屋台行事」は華麗な彫刻を施した囃子屋台が巡行するもので、風流の屋台行事の一つの展開型を示しており、全国的な比較の観点からも貴重な行事であるとして、平成15年国の重要無形文化財に指定、平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

今宮神社の10月の例祭に合わせ、氏子各町から豪華な彫刻を施した囃子屋台が曳きだされる行事です。屋台を持つ27か町から毎年20基ほどが奉納されます。例祭初日には、屋台が各町内を回った後、一番町を先頭に予め定められた順番で神社に入る「繰り込み」があり、境内で囃子を奉納した後、提灯が灯され神社から各町内に戻る「繰り出し」が行われます。