奄美群島に属する離島の一つ、徳之島で開かれる「黒砂糖まつり」は徳之島町制60周年記念事業として始まりました。会場には家族連れや観光客、地元民などが訪れます。海開きのセレモニーの後に昔のサトウキビ圧縮機「サタクンマ」と「サタヤドリ」を再現した黒糖づくりの実演が行われ、出来立ての黒糖が振舞われます。

「サタクンマ」は大きな牛が鞍をかけて引き棒を引いてサトウキビを絞ります。「サタヤドリ」は砂糖の焚き小屋の事で、ここで絞った糖液を煮詰めて黒糖を取り出します。サタクンマでは希望した子供が牛の手綱を取って牛を歩かせたり、サタヤドリを再現したテントでは町職員たちが炊き上げを行い、出来立ての黒糖は参加者の行列が出来るほど人気です。

正午からはステージイベントも開催、吹奏楽の演奏やフラダンスなど多彩なプログラムが用意されて大人も子供も大いに楽しめます。