福智王が母を訪ねるとされる「大年下り御神幸祭」です。比木神社に古くから伝わる祭りで、御神体である袋神を奉じる、他に例を見ない珍しい形式の祭りとされています。福智王であるその袋神の御神体が、高鍋町の大年神社に祀られている母君と年に一度、再会するのです。

福智王は亡命後にこの地方に流れ着き、それからこの地域のために尽力を尽くし、人々から信頼を受け、比木神社に葬られました。
それから何百年もの間、福智王は崇められ、この地域の祭りとして受け継がれています。