平安時代発祥と云われる伝統芸能『葉山(※)花取踊』は、1969年(昭和44年)に高知県指定無形民俗文化財で、毎年10月下旬に三嶋神社境内の御旅所で奉納されます。

※ 葉山村は東津野村と合併して、現在は津野町となっています。

山鳥の尾羽でつくられた、かしらを被った太刀の踊り子と鉢巻姿に刀と鎌を持った小太刀の踊り子が対になり、化粧襦袢(じゅばん)、白足袋にワラジ履き、背中に五色の布を着けたカラフルな出で立ちで優美な舞を披露します。

ITで溢れるデジタル文化の現在こそ、はるか昔の平安時代のアナログ文化に触れてみるのもいいのではないでしょうか。