宇和島市の北側に位置する吉田町では、吉田秋祭りが行われます。総鎮守である南山八幡神社の神幸祭として寛文4年(1664年)に始まったと言われています。

午前5時から神事が執り行われた後、「卯之刻相撲」と呼ばれる相撲を奉納しますが、勝敗は決せず引き分けで翌年に勝負持越しとします。

また吉田地域の中心部では「おねり」が行われます。
神輿やきらびやかな刺繍の幕で飾られた人形屋台「練車」、荒々しい牛鬼などが列をなして巡行します。
鹿の子踊りの披露も行われ、江戸時代から継承されている神幸行事として県の無形民俗文化財に指定されています。