忠海祇園祭とみこし行事は、広島県の無形民俗文化財にも指定されている行事で、その年に20歳となる若者がお祭りの主役(輿守)となり、法被に大小さまざまな猿のぬいぐるみを付けて神輿を回す奇祭です。

彼らが法被に付けたぬいぐるみ(お守り)は、模範演技終了後ににばらまかれ、これを取った人は一年間無病息災で過ごせると言われています。

また、特定の場所で神輿を上下左右に回す「祇園まわし」は、祭神須佐之男命に退治されたヤマタノオロチがのたうち回る様を表しています。