福島市の鹿島神社で行われる800年の歴史を持つ水をかけあうお祭りです。昔、この地方に疫病が流行ったときに神社の神童たちが泥水をかけあって疫病を退散したという故事にちなんでいます。当日は、はじめに神輿の練り歩きが行われ、その後水かけ神事となります。

外で待機している氏子たちが、合図とともに、水屋と呼ばれる建物の中にいる氏子を目がけて手桶の水を勢いよくかけます。中にいる氏子は雨戸で防戦するなど、その攻防が見どころです。水かけ神事のあとは、新婚の婿を担いで藁と一緒に大桶に入れる「桶入れ」もあります。