「信州の鎌倉」と呼ばれる別所温泉の奥にある北向観音は、厄除けの観音として古くから全国的に信仰されて来ました。北方の長野善光寺と向かい合う位置にあるため「北向観音」と名付けられ、どちらかだけお参りするのは「片詣り」と言われています。

「節分会」は、毎年2月3日に厄除け祈願の年男・年女が北向観音の本坊の常楽寺へ集まり、北向観音まで賑やかに練り歩きます。行列の先頭を歩くのが、豆を投げつけられる役の赤鬼・青鬼・黒鬼です。

その後、北向観音では著名な有名人や七福神たちが、長い台の上から大勢の人たちに向かって盛大に豆を撒きます。