元々江戸時代後期の上田藩では、初節句を迎えた女の子の健やかな成長と幸せを願い「つるし飾り」を贈る風習があったそうです。こうした風習は全国各地にあり、今も伝統文化が受け継がれていますが、つるし飾りは上田地方が日本最古であるといわれています。

上田のつるし飾りは幕末期頃に途絶えていましたが、近年別所温泉では有志によって盛んにつるし飾りが作られています。その復活したつるし飾りを見る事ができるのが「別所温泉つるし飾りまつり」です。

まつりは毎年7月頭から8月中旬まで行われており、武屋御殿および周辺の旅館等にて期間中展示がされております。小さく可愛いつるし飾りをぜひご覧にいらしてください。