観音堂の念仏講は、18世紀に始まった伝統行事で売木村の無形文化財に指定されています。毎年2月5日から48日間一日も休むことなく行われます。

現在は般若心経、御詠歌、和讃などで五穀豊穣や村内安全を祈願するだけでなく、村人の語らいの場にもなっています。

通常は午後1時30頃から各地区の当番によって念仏が唱えられますが、初日の初回会(はつえこう)、2月27日の中回会(なかえこう)、最終日の終回会(しまいえこう)は大勢が参加して盛大に執り行われます。