厄除観音で知られる法多山尊永寺の節分の行事。本堂前に設けられた舞台から、その年の年男・年女が裃姿で福豆を巻きます。まく豆は事前に、本尊厄除観世音菩薩の御宝前で災いを除き、福を招くよう祈願された豆。

厄除がご利益のお寺だけに、豆をまくときの掛け声は「福は内」のみ。豆の中には当たり豆があり、それを拾うと福升、福銭などの縁起物がもらえます。本堂前には大勢の参拝客が集まり、福豆はもちろん、当たり豆を拾おうと夢中になります。