法多山尊永寺の境内に祀られている一意一願不動明王は、ただ一つの願い事をすれば必ず成就するご利益があるといわれています。大祭当日は、はじめに柴灯護摩法要が執り行われます。山伏姿の修験者がほら貝とともにやってきて祈願を読み上げた後、杉で組まれた壇に火が入ります。

参拝者が自身の願い事を書いた護摩木を投げ込み一願を願います。やがて火が落ち着くと、火渡りです。修験者が最初に火の上を渡り、続いて参拝者たちが願い事の成就を込めて渡ります。火渡りは一般の人も参加できます。