新潟県の南部神社は、「猫又権現」とも呼ばれています。
その為、通常狛犬が座っている場所にはなんと猫の石像が。
普通の猫ではなく、長年生きた老猫は、ついには化けて「猫又」と呼ばれる妖怪になってしまうのです。
ここでは、そんな「猫又」をお祀りしています。

養蚕業が盛んであったこの地では、蚕を食べてしまうネズミを追い払うために猫をお祀りしたともいわれています。

そんな南部神社では、毎年5月8日に「百八灯」を執り行っています。
参拝者が1つずつ灯していくろうそくが集まり、ぼんやりと境内を照らせば、昼とは打って変わった幻想的な世界をご覧いただけます。