京都の奥座敷・鞍馬にある由岐神社は、鞍馬寺の境内にあり、鞍馬寺の鎮守社でもあります。
かつては京都の御所内にありましたが、平安末期の戦乱や天災が相次いだ時代に、当時の天皇の勅命で、都の北方守護として鞍馬に遷されました。

その京都から鞍馬への遷宮の大行列を再現し伝えているのが、鞍馬の火祭りです。京都三大奇祭の一つとされています。
鞍馬街道を中心とした一帯で行われる火祭りでは、各所に焚かれたかがり火の中を、松明を手に山門を目指して練り歩きます。神社から降ろされた神輿も集落内を渡御。神楽の奉納も行われます。
2018年の鞍馬の火祭りは、台風の影響で中止になっています。