桐生市にある賀茂神社では、2月3日節分の日の夜に御篝神事が行われます。

氏子達は揃いの白装束でお祓いを受けたあと、豆まきを行います。
境内中央に設けられた御篝場の中に浄薪を積み、古札・古神棚・古達磨なども積まれます。

やがて神職により御篝に点火されると、氏子達は火の付いた薪を持ち東西に分かれます。
太鼓の音に合わせて、大声をあげながら浄薪を対峙する氏子にめがけて一斉に投げ合い、1年の厄除けをします。

見物客の目の前を、弧を描いて飛び交う浄薪からは火の粉が舞い散り、神秘的な伝統行事です。