下後亟神社で行われる「酒とり祭り」は全国でも珍しい奇祭のひとつで、ふんどし一本の25歳の厄男たちが、先を争って神官のくみ出す神酒を柄杓で受け、参詣人や見物客に振る舞い、無病息災、五穀豊穣を祈願します。

酒とり祭りの起源は一説によると、370年以上前に下後亟が大凶作に襲われた際、村人が総出で酒をまいて無病息災と五穀豊穣を祈願したのが始まりとされています。

境内は歓声と活気で満ちあふれ、男衆は酒を振る舞う回数が多いほど幸福に恵まれ、参拝客はより多く酒をかけられるほど幸が多いと言われています。