京都の下鴨神社では毎年5月3日に流鏑馬(やぶさめ)神事が執り行われます。下鴨神社の流鏑馬は公家装束を着用して行われる、他では見ることのできない貴重なものです。日本書紀にも記載があるようにはるか昔から行われていた行事と言われ、下鴨神社境内の糺の森(ただすのもり)では、古墳時代の馬具が出土しました。現在では流鏑馬の保存のため、糺の森流鏑馬神事等保存会が結成され、葵祭の前儀として流鏑馬神事が続けられています。
射手が馬を走らせながら3か所の菱形の的を矢継ぎ早に鏑矢(かぶらや)で射ます。
新緑と、颯爽と駆け抜ける馬の姿に忘れられない五月の一日を過ごせそうです。