京都市左京区にある下鴨神社(しもがもじんじゃ)は、正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と呼びます。上賀茂神社と並んで京都最古の神社とされ、世界遺産にも指定されています。鮮やかな朱色の鳥居と楼門が有名で、縁結びのご利益でも人気です。

下鴨神社の夏越(なごし)神事は、別名を矢取りの神事とも呼ばれます。毎年立秋前日の夜に行われる、一年の厄払いをし、無病息災を祈る神事。
斎竹(いみだけ)を立てて清めた御手洗池の中央に、斎矢(いみや)を立て、厄除けの人形が流されます。氏子の男子が池に勢いよく飛び込み、矢に見立てた斎串(いぐし)を奪い合います。