独鈷(とっこ)大日神社の歴史は古く、523年継体天皇によって創建されたと伝わります。

例大祭では、神楽の奉納、行基菩薩作とされる大日如来が鎮座する厨子の開扉など、厳かな行事が続きます。

さらに、湯立て神事と呼ばれる、その年の米の作柄を占う行事も行われます。2基の大釜を据えて忌竹に注連縄を通し、窯の中央に稲の花を象る切り子をさげて、四方を御幣で区切り、神火で沸騰させた大釜の湯を、神主が藁を束ねたササラ2本で数回かきまわして占う行事です。