全国になる番楽は安土桃山時代に山伏によって各地に伝えられたとされていますが、「石神番楽」は北秋田市阿仁から伝わってきたとされ、掛桶神社祭典や11月の収穫を祝う芸時の仕納め行事とされる「笠納め」の際に披露されています。

演目には早舞・鳥舞・式舞などがあり、そのほとんどが武士舞で、番楽の由来伝承にちなみ源平合戦や義経弁慶物語によって構成されたものが多いです。舞によって面をつけるものと素面の場合があるが、翁面や鬼人面、三番叟、おおじ、鞍馬などの番楽面は9面が伝わっています。