江戸時代の玉造は、伊勢参り(おかげ参り)の西日本の玄関口として賑わっていました。当時の旅は決して安全ではなく、玉造稲荷神社にて道中の安全を祈願し、旅立ちました。現在でも、当時の旅人らが通った街道を歩き、偲ぶのが「初詣 伊勢迄歩講」です。

お揃いの菅笠、旅衣装で身を包み、伊勢参宮札をもち全国から集まった老若男女が旅立ちます。玉造神社にて道中の安全祈願とお神酒・伊勢参宮札をもらい、元旦に内宮にたどり着きます。長い距離を歩き初詣の参拝をする、人間味のある素晴らしい体験ができます。