犬山城前にある針綱神社では毎年7月30日に「輪くぐり神事」が行われています。
高さ約2メートルの茅の輪を左回り、右回りでくぐり、神前へ進み、人形を納めます。

厳しい夏を健康に過ごせるよう、祈願している参拝者が多く、家族連れの方も見受けられます。
この神事は備後国土記の中で茅の輪を腰につけ、災難から逃れたという神話や茅の非常に強い生命力にあやかって始まったお祓いであるといわれています。

同時刻で赤丸神事もあわせて行われます。巫女の手で額に赤丸をつけてもらい、虫封じや健全な成長を祈る神事です。

茅の輪自体は8月中旬ごろまで本殿前に設けられています。