南部町で毎年8月15日には、「南部の火祭り」が開催されます。盆の送り火や川供養、そして稲を害虫から守る豆の虫送りの意味が込められた郷土行事です。

オープニングを飾る「投松明(なげたいまつ)」「大松明(おおたいまつ)」の炎が仏様の道明かりとなり、「燈籠流し」が厳かに行われます。その後に、富士川の両岸2kmで百八つの円錐形のたき木を燃やす「百八たい」が始まると、約3000発の花火が夜空に打ち上げられます。