火焚祭は通常、収穫感謝の意味合いが強い祭りですが、花山稲荷神社の火焚祭は平安時代の三条小鍛治宗近の故事に因むもので、火焚串(護摩木)を"ふいご"の形に積み上げ、焚き上げることから別名「ふいご祭」とも呼ばれます。

火焚串に点火された火にあたると、大願成就、技芸上達、無病息災、家内安全、商売繁盛などの御利益があるといわれています。また、お火焚きの火が緩むことに投げ込まれるみかんは風邪薬として効果があるといわれ、参拝客はこぞって持ち帰ります。