下新川神社で毎年5月5日に行われるすし切り祭り。
「近江の奇祭」と呼ばれるこの祭りの特徴は、滋賀県の特産品である「ふなずし」が主役であるということ。

豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)が湖賊の平定に向かう際に、この地で休憩しており、ふなずしを献上したところ村人が大層喜んだ、という故事に基づいています。

若者2人が古式通りにふなずしを切っていく姿は真剣そのものですが、「板直し」と呼ばれる先輩に汗を拭いてもらったり、眼鏡を直してもらったりと会場から笑みがこぼれる場面も。
全国的も珍しい、ユニークな祭りです。