勝幡神社の春の大祭で、供物のひとつに樽詰めのオコワイ(強飯)があることから「オコワ祭」と呼ばれるようになりました。

毎年の例祭は3月第2日曜日、以前は2月16日に実施されていました。
町内がカミとシモという立場に分かれ、若衆たちによるオコワ樽の奪い合います。シモに渡るとその年は雨が多く、カミに渡ると豊作になるといわれました。

現在の祭りは、オコワ樽を石にガンガンぶつけ、樽が割れる頃になると衝撃によって中のオコワが餅状になり、そのオコワや樽の木片を競って奪い合いが行われています。オコワを食べると無病息災で過ごせるといわれ、樽の木片は雷除けになるといわれています。