山王悪魔払いは毎年7月第4土曜日、第4日曜日に大野日吉神社にて開催される、例大祭(山王祭)で行われる行事です。

比叡山延暦寺の山伏が大野湊を通じて往来したことから生まれたといわれ、古来より大野町では「弥彦ばば」の通称で代々十六~十七歳の若者によりその秘芸が継承されています。
弥彦ばばが登場し一本刃に高下下駄姿を先頭に太刀、まさかり、弓を持った3人が悪魔払いを演じます。

町内六百戸余を一戸一戸廻り、魔除けの舞を演じ翌日には神興渡御行列の神興の後に隋い、祭典の場で舞を奉納します。