熱田神宮の「初えびす」は商売繁盛・家内安全・漁業豊漁を祈る祭りです。
1月5日に行われることもあり、「五日えびす」とも呼ばれ、参拝者で大にぎわいとなります。

授与される縁起物であるは「福熊手」と「福箕」、「えびす」のお札があります。
えびすのお札とは、「熱田三面大黒」という古図に基づいて描かれています。
えびす様を絵像化した最初期のものといわれており、この「一番札」をめざして押し寄せる参拝者の熱気で境内はあふれかえります。

祈る内容によって、札が異なります。
初えびすでお札を受けたあとは福を逃がさないように、誰とも口をきかず、寄り道もせず、一目散に家に帰る、という奇習も伝えられています。