珠洲市宝立町鵜島は、能登のシンボル「見附島」がある場所です。
豊作・大漁を祝う祭りで、この地区では曳山が登場します。
珠洲市は「揚浜式塩田」による製塩が今なお受け継がれている唯一の土地です。曳山は、海岸線にある塩田を踏み固めるために曳いたとされています。
鵜島の曳山は、山車の上に人形が飾られ、その上には大きな岩山と呼ばれる5枚の布が覆いかぶさっています。
曳山は誰でも担ぐことができます。

小学生の男子達が化粧をし、赤い着物を着て曳山に乗り「キャラゲ」と呼ばれる木遣り唄を唄いながら誘導するのが特徴的です。
この子ども達は神の遣いとされ、15日の夜に若い衆におんぶされて自分達の地区の家を一軒一軒まわり、「唄」を聞かせる風習があります。