石川県内の加賀地方及び能登、越中地方をおさめていたと言われる前田氏。
中でも三代藩主であった前田利常公の正室、珠姫さまは、前田氏と当時の将軍徳川家の仲を取り持ち、尽力したと言われています。
娘を産み、24歳の若さで亡くなった珠姫さまですが、この地域では良妻賢母の鏡として各寺院にお祀りするようになりました。

そんな珠姫さまは、今でも地元住民の誇りととらえられています。
そのため、毎年珠姫さまの亡くなったとされる旧暦の7月3日、今でいう8月9日の近辺では、ご供養の催しが行われます。

珠姫まつりと称され、多くの人が集まるこの儀式。
法要や法話等の催し物を見ることができます。