金峯山寺は奈良のあの桜の名所吉野山のシンボルであり、修験道の総本山です。蔵王堂は、東大寺大仏殿に次ぐ木造大建築でご本尊である重要文化財蔵王権現3体ををお祀りしてあります。桜の盛りの4月10日から12日にはご神木の桜を供養するいくつもの行事で山は賑わいます。

「花供会式(花供懺法会)」は、吉野山の桜を本尊・蔵王権現にお供えするという行事です。奴行列を先頭に、一山僧侶・稚児・山伏・信徒などが行列を整えて竹林院から蔵王堂まで練り歩きます。法要を終えた後は境内にて採灯大護摩を勤修し、「千本搗き」で搗かれた餅がまかれます。